2012年2月17日金曜日

Penn State - 松田慎太郎

こんにちは、ペンシルベニア州立大学に留学している経済学部3年の松田慎太郎です。
遅くなりましたが、こちらでの生活、感じたことなどを書かせて頂きます。
あっという間に6ヶ月が過ぎ、残すところ3ヶ月となりました。
今では普段の生活での語学面の問題もほとんどなくなり、毎日クラスに行って、図書館行って勉強して、サッカーするという落ち着いた生活をしています。ペンステは都会から離れた田舎にあり、みんなゆったりとした生活を送っているように感じられ、勉強に集中するにはとても良い環境だと思います。

前セメでは、特にリスニングで問題を感じることが多かったため、夜帰ってから1時間ほど、ほぼ毎日ディズニーチャンネルやファミリーガイなどのテレビをサブタイトルと一緒に見て、できるだけ耳で聞く練習を続けてきました。特にディズニーチャンネルは子供向けのため内容も分かりやすく、また日本でも簡単に見れるので、日本での英語学習にオススメです。
授業ではESL以外は全て経済系の授業を取りました。ですが、自分の知識不足と語学力不足により思った以上の成績が取れませんでした。また宿題の量もかなり多くかなりの時間をそれに費やしていしまい、授業以外のアクティビティが満足するほどできていないと感じたため、今セメは経済の授業を取らず、他の自分の興味にそった社会学などの授業を取りました。その授業で自分の興味、また普段の生活や人々への洞察的な視点を広げられてきているを感じているため、この判断は良かったと思います。また宿題が減った分、サッカーなどの野外活動を通して色々な国の友達も増やせました。やはりスポーツは国境を超えると思いました。また、空いてる時間を使って最近は聖書を読んでいます。これも前から手を出してみたかったのですがその時間がなく、今セメになってようやく始められました。他のイベントにも積極的に参加できているため、今セメの方が自分の人生にとって有意義なものになっていると感じています。

アメリカに半年間暮らしてみて気づいたことは、日本で普通の学生として普通に暮らしているということが、どれだけ自分の価値観や世界観、考え方や知識を狭めているのかということです。世界ではほぼ常識と思われていることや誰もが知っている知識、例えば、ハヌカー祭。これは12月末のユダヤ教における特別な期間であり、キリスト教にクリスマスがあるのと同じように、このハヌカー祭も当然のように知られていました。他にも、特に宗教的なことが多い気がしますが、知らなかったことがたくさんあり、それが世界では特に勉強して得たものではなく常識として捉えられていることに衝撃を受けました。ホワイトデーに関しても、一体どれくらいの日本人が、この日を世界共通の日だと思っているのかとても気になります。これらは、日本という国が、本当に閉鎖的で、悪い意味で日本人しか周りにいなく、他の文化に触れるという機会があまりないということに起因していると思います。一度海外に出ればそのことを実感でき、間違いなく今後の私の人生をより良いものにしてくれると思うので、本当に留学して良かったです。

また、日本の教育で世界史を学ぶことは必須ですが、それを肌で感じたことはありませんでした。私が学んだそれはただの文章、ただの知識でしかなく、実際に体感できるものではありませんでしたが、アメリカに来て、色々な国の人と出会って話を聞いて、その知識を実際の事柄として認識できたということが、私の留学で得たことの大きな部分を占めています。戦争や宗教、人種問題など、周りに色々な人がいるからこそ、より深く考えられ、それに対する知識を広げられると思います。

だらだらと自分の今感じていることを書きましたが、要約すると、この留学は間違いなく良い意味で自分の人生の転機だったと思います。自分の考えや価値観、できることできないこと、知っていること知らないことなどを再認識できて、留学が終わって日本に帰ってからの生活も今まで以上に充実したものになると確信しています。


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