2011年11月17日木曜日

University of Washington, Shotaro Mitomi





法学部・法学科 3 三富彰太郎
アメリカ合衆国University of Washington(UW)留学中

私は201012月末まで正直に言ってしまうと留学に行く気はまったくありませんでした。1月にあった二次募集に駆け込んだというのがやる気のなさ?を表しているというか…
交換留学を決めた一番の理由は法律以外の勉強、特に政治学、法律と他の学問とのかかわりをやってみたいとは考えていたのですが、東北大法学部にはそのような授業が少なかったことです。





そんな私がなぜUWにしたかというと、Law, Society and JusticeLSJ)という専攻がとても魅力的に思えたからです。LSJでは名前の通り、法律と他の学問とのかかわりを学ぶことができます。そもそもアメリカで法律分野はundergraduateで勉強できず、基本的にはlaw schoolに行くしかありません。そんななか、LSJはとてもユニークな専攻なんじゃないでしょうか。二次募集だったこともあり選択肢がほとんどなかったというのもありますが、こんなよい専攻のあるUWが残っていてラッキーでした。






UWは行く前に考えていた以上に日本人が多いです。キャンパス歩いていても、よく日本語が聞こえてきます。早稲田、立命館生がそれぞれ40,50人くらい大学独自のプログラムで来ているようです。その他にも各大学から交換留学生が来ており、下手したら日本語だけで生活できるのではと思ってしまうくらい。とはいっても想像より多いというだけで、当然ですが授業は現地の学生がほとんどですが。
UWquarter制のため、一学期が12週間くらいで東北大より1ヶ月半ほど短いです。にもかかわらず、mid-term2回ある授業がほとんどで、それに加えてfinal-examがあり、基本的に3教科履修するので…しょっちゅう試験がある印象です。とにかく授業が毎日あることもあり、すべてがあっという間、といった感じです。




ちょうど今は冬学期の授業登録期間なのですが、やっぱり交換留学生ということでちょっと不利益な扱いを受けます。基本的にはどの授業も現地のjuniorと同じ期間に登録できるのですが、取りたいと思った授業は結構、最初の期間はmajorによる制限があって、登録できていません。全部埋まらないのを祈るばかり…
あと、大学院の授業も教授の許可さえあれば取れるみたいですよ。私は担当の先生にメールを出したところ、かれこれ2週間、2通もだしたにもかかわらず、思いっきり無視されていますが。どーにかしないと…



何を書いたらよいかわからず、参考にならない、どーでもいいこと書いてしまいました、申し訳ありません。何か質問等ありましたら、メールにてご連絡ください。
shotaro.mitomi*gmail.com*@に変えてください)



写真もっと載せられたらよかったんですが、PCがメモリーカード読み込まないんでgoogleで出てきたやつだけ。

図書館の一室


”春は”こんなにきれいになるみたいですよ





 

ビルゲイツが立ててくれた建物がいっぱいあります
いま住んでいる寮の外観


2011年11月9日水曜日

河村憲一×UCLA


工学部 機械知能・航空工学科 3年 河村憲一

アメリカ合衆国 University of California, Los Angeles (UCLA) 留学中



もともと性格が曲がっていて、基本的に日本が大好きな僕は、こっちに来ても「アメリカ万歳」にはならないという確信のようなものがありました。それならなぜ留学をしたかったかというと、ひとつには新しい環境に身を投じてみたかったから。それとなるべく早いうちに一度日本を離れて、自分が生まれ育った国を客観的に見てみたかったから。そしてアメリカを選んだのは、日本との比較がいちばんしやすいと思ったから。それとご他聞にもれず英語を満足に操れるようになりたかったから。大まかに言えばこんなところです。

アメリカに来てほぼ2ヶ月が経った今、いちばん強く感じていることは、自分が思っていた以上にアメリカは自分に合っているかも知れないということです。たった2ヶ月の間に体験したことだけに基づいた感想なので、残りの留学期間のうちに変わることも大いにあり得ますが、これが今の率直な気持ちです。

こっちの人は基本的にオープンです。なにかあれば知らない人にでも話かけるのは普通だし、そもそも新しい人に会う機会そのものが多いです(2つ目についてはキャンパス内にある寮に住んでいることも大きいです)。特別社交的でもなければそこまで引っ込み思案でもない僕にとってはこれはかなり恵まれた環境で、英語を話したければいくらでも話す機会を作れます。
UCLAのシンボルBruin Bear。キャンパスの中心部にあって
待ち合わせ場所としてもよく使われる。あえてとんぺーでいうなら厚生会館前


英語圏に留学すれば英語を話すのは当然と思われるかも知れませんが、実際そんなに単純な話でもないというのがこれまでの実感です。授業はもちろんすべて英語ですが、ディスカッションのクラスでもない限り、ほとんど英語を話さなくてもなんとかなります。僕は寮に住んでいて、ルームメイトもいますが、彼は部屋にいるときはほとんど常にオンラインゲームをしているので、そんなに頻繁に会話をするわけでもありません。そしていちばん大きいのが、ぼくのいるUCLAのように、海外でも学校によっては日本人がたくさんいるということです。実際に僕も英語より日本語を話す時間の方が長い日がときどきあります。
これには本当に注意が必要で、日本人で固まろうと思えば簡単にできてしまいます。
こっちにいる日本人との出会いも貴重ですが、せっかく留学に来たのだからという思いも強く、バランスが必要ですね。

日本人の話になったのでもう少し付け加えると、大学にいる日本人には僕らのような交換留学生の他に、編入生がかなりたくさんいます。彼らの多くは高校卒業後アメリカのコミュニティカレッジに進み、最短2年でその課程を卒業して3年生として大学に入ってくるので、みんな英語はかなり堪能です。それから僕の知る限りそんなに多くはありませんが、現地の高校を卒業するなどして正規入学した人たちも中にはいます。

少し話は変わりますが、東北大からの留学生もそうであるように、UCLAに来ている日本人学生は大多数が文系です。これについて感じていることを少し(僕は学部3年生なので、あくまで学部レベルでの話です)。そもそもアメリカでは文系・理系という概念そのものがないようですが、少なくとも日本では理系も理系の学部に所属している自分としては、理系の留学生が少ないのはもったいない気がしてなりません。以下理系の人たちに留学を勧める理由をいくつか。

まず、理系の方が外国語のハードルが低いと思います。教授の説明が一部しか理解できなくても、数式は世界共通です。自分が説明するときも、数式さえあればなんとかなります。数学はひとつの言語だと教わった記憶がありますが、本当にその通りだと思います。それから、こっちでは理系でもちゃんとキャンパスライフが楽しめます。これはかなり切実です。そして最後に、留学中に就活をする必要がありません(大学院進学予定の人で限定ですが)。これは相当大きな違いです。今週末にはちょうどボストン・キャリアフォーラム(通称ボスキャリ)があり、文系のみなさんは1ヶ月以上も前からこれに向けてESやレジュメ、WEBテストや面接の準備に追われていました。これは日本での就職を希望する現地学生向けのジョブフェアでかなりの数の企業が参加し、うまくいけばインターンや内定が決まるそうです。留学が就職に向けて大きなアドバンテージになるのは良いのですが、10ヶ月しか期間がない交換留学生にとって、これに少なくない時間を取られるのは、なかなか考えものだなと、この1ヶ月間、理系の僕は感じていました。とにかく、理系で留学を目指す人がもっと増えてもいいとつくづく思います。(ただ、もし希望者がもっと多くて競争率が高かったら、僕は間違いなくここにはいなかったので気持ちは複雑です。)


長々と書き連ねてしまい、肝心な大学の説明がほとんどできていないので、今回のところは写真だけ載せておきます。もし何か個人的に聞きたいこと等ありましたら、メールにてお答えします。kkawamura3*gmail.com (*を@に変えてください)


正門のようなところ
工学部の建物

Royce Hall 意外とキャンパスの写真がない...




Bruin Bear冬眠中...前にライバル校である南カリフォルニア大の生徒が
スクールカラーの赤にペイントしてしまったことがあり、これはその対策らしい


キャンパス内のいたるところにリスがいる。
見た目も動きもかわいいが、ゴミ箱を漁るため触らないほうがいいらいい

おまけ1 Santa MonicaビーチのSunset


おまけ2 ドジャース対ジャイアンツ